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辻出コーチ「ボールを良く見ることの罠」

こんにちは。コーチの辻出です。

ようやく涼しい季節になりましたね!

今回はテニス界でよく聞く、ボールを良く見なさいというフレーズについて考えてみたいと思います。

まず前提としてボールを良く見ることの1番の目的は正確にボールをヒットさせたいということです。

ではボールを良く見ると正確にラケットにヒットできるのか?
答えはNOです。

もちろん目を瞑った状態ではボールは打てませんが、全体像が見えていればある程度の定位能力とハンドアイコーディネーションがあれば打てるはずです。


もっと言えば、ボールのインパクトの瞬間は私達の目では見る事が出来ません。

ボールのインパクトの瞬間は約3/1000秒という物凄く短い時間です。

普段YouTubeなど何気なく見ている動画が大体30fpsといって1秒間に30枚の絵で出来ています。

そう、私たちの目は1秒間に30枚ぐらいの絵でも止まって見る事は出来ないのです。

3/1000秒ということは1秒間に333枚の絵の中の一枚を見つけ出すと言う事ですね…

更に言うと、人間の体は一点の物を集中的に見ようとすると体が硬直しやすいという特徴があるようです。

なので、出来るだけテニスのプレイ中は周辺視野で見る事をオススメします!
周辺視野で見ることによって反応速度が上がり体も緊張しにくくなります。

これを剣道の世界では遠山の目付というそうです。相手だけを見ずにその後ろに広がっている山を見るように目を使うそうです。

最後に補足になりましたが、ボールを見ようとする事によって頭が動かなくなるので結果的に体軸が安定するという事もあるので、もし担当コーチに「よくボールを見て!」と言われたら頭が動いてるよと言われてるのかもしれません。参考にしてみて下さい!

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