先週体調を崩した杉末です(・・;)
最近インフルエンザや胃腸炎が流行っているそうなので皆様も気をつけて下さいね(o^^o)
さて先日の18日、19日は有休を頂いてNTCに河井コーチと指導者研修会に参加しに来ました。皆様にもより良い情報お伝えできるように頑張ります❗️
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≪フットワーク≫
昨年、和歌山国体に東京都代表で出場して3位になった、加藤慧が10月行われた全日本選手権に初デビユーしました。残念ながら1回戦で負けてしまいましたが、予選を2回勝ち抜き、本戦に上がれたことは立派でした。
敗因は自分からエースを獲ろうとして攻めが1本調子になったことでした。スピードのあるボールは誰よりも多く打っているのですが、大切な場面でポイントにつながりません。
試合を制するには回転の掛かったパワーのある繋ぎのボールが必要となります。
速いボールを使いすぎると相手から時間を奪われてしましますね。緩急を使った攻めができると更に上位を狙えると思いますので、これからも期待したいと思います。
このように、試合で負ける時の多くの原因は、攻めか守りかの一本調子になってしまうことが多いようです。
このようなことを踏まえ、今期はフットワークを使い効果的にポイントをとる練習を行います。
具体的に説明しますと、相手にワイドに振られた場合は、あわてずにトップスピンやスライス回転を掛けて時間を稼ぎ戻る時間をつくります。また、ボールが中央に集まってきた場合は、コートの中に入って、相手から時間を奪うことを考えてプレイするといいでしょう。
相手が打ったボールに素早く反応するフットワークと打つ習慣を身に付けることが大切です。
① ボールを打つ為の準備
相手が打つと同時に動きだし打点を調整します。
課題 (スプリットステップからダッシュ タイミングが大切です)
② ボールを打つフットワーク
バランスを崩さないように状況により球種や遠近のフットワークを使い分けます。
課題 (体のひねり戻しを理解する)
③ リカバリーのフットワーク
打ったボールを追いながら適切なポジションに移動します。
課題 (ブレーキステップ。戻る位置の確認)
④ フォーメーション
相手の返球可能な範囲の中心を守りプレッシャーをかけるための動きをとる。
課題 (相手の位置から次のボールを予測してポジションを変える)
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こんにちは!
昨日は、緑ヶ丘の屋上1、2番コートで10歳以下グリーンボール選手権が開催されました。
試合方式は以下の通りに行われました。
・セルフジャッジ
・7ポイント先取(6–6は1本勝負)
・サービスは2ポイントおきに移動
・合計ポイントが6の倍数でチェンジコート
・8名による総当たり(リーグ戦のみ)
結果は、優勝石丸寛大君(写真左)
準優勝大塚圭悟君(写真右) でした。
なお、優勝した石丸君には来年3月に行われる「第2回グリーンボール決勝大会にMTGの代表選手として出場して頂きます。
今回は、残念ながら入賞出来なかった子も皆んな一生懸命に試合をしていました。こういった試合に出る事は、自分課題を明確にする事が出来るのでとても大切な事です。
また、定期的に試合に出る事で、目標設定も立てやすいと思います。あまり試合に出ていない子もこれから積極的に試合に出てはいかがですか??
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≪ボールコントロール≫
錦織選手がリオデジャネイロで行われたオリンピックリで見事に
銅メダルを獲得しました。
この勝利は、日本のテニス界にとって大きな勝利となりました。
私達に勇気を与え、またジュニアには頑張れれば世界でも通用出来ることを証明してくれました。 本当にありがとうと言いたいですね。
ナダルとの銅メダルがかかった試合では、ファーストアップ、セカンドも5-2とリードして楽勝と思われた試合でしたが、そこから逆転されタイブレークでセットを奪われました。
ファイナルセットはナダルに流れがいきそうでしたが、運良くトイレットブレークで時間を作り気持ちを切り替えて勝ってくれました。さらに進化した錦織選手をみたような試合でした。
今回の錦織選手のように、リードして挽回されるケースは本当に良く試合で見られます。 皆さんもマッチポイントを取ってから、負けている選手を沢山見てきていると思います。
この状況を分析しますと、終盤になると勝っている選手は、勝ちを意識して身体に力が入りボールが飛ばなくなります。逆に負けている選手は、勝負を諦めかけた時に肩の力が抜けて素晴らしいボールを打てるようになることが多く見られます。ボールの質的に逆転するわけですね。
このことを踏まえて、リードしている時は、マッチポイントを取るまでは冷静に自分を見つめプレイしましょう。挽回されてもこの状況は普通あり得ることだと考えて、錦織選手の今回のナダルとの試合のように、次のことを考え全力投球し結果を出せるようにしましょう。
今期は、緊張した場面でボールコントロールしてポイントを重ねる練習を行います。
◎緊張した場面でボールコントロールする方法
○ 呼吸法で筋肉をリラックスすることを習慣化する。
○普段使っている体の動きをフォームに取り入れる。
○緊張した場面を想定して試合と同じように 集中して練習する。
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≪苦手のショットを克服する≫
前期は状況判断がテーマでした。自分はミスをしないで相手に如何にミスをさせるかが試合を優位に進めるカギとなります。
これからも自分の置かれている状況を判断して(相手がミスを犯しやすい)ベストショット(何をどのように打つか)を自分の意志通りにコントロールできるようにしましょう。
さて、6月末からは世界の4大大会の一つウインブルドンが行われています。錦織選手は3回戦を勝ち生涯2回目となるベスト16の成績をの残しました。苦手とする芝のコートでも着実に勝てるようになっています。素晴らしいですね。
4回戦は残念ながら前大会で痛めたケガが悪化して、1-6 1-4になったところでコーチに促されるように棄権することとなりました。今後、しばらく怪我との戦いが続くと思いますが早々の回復を待ちたいです。
さて、今期は、苦手ショットの克服をテーマにしました。
錦織選手は、苦手とするサーブを少しずつ改善してトップ10を維持しています。
最近は、道具や技術の進化により上手に打てるのは当たり前になっています。今回は不得意なショットを得意に変えて相手から効率良くポイントを取れるフォームを目指します。
下記のチェックポイントで各ショットの動作分析を行い、相手から時間を奪えるショットを基本に安定したショットを打てるようにしましょう。
手首の使い過ぎ(掌屈、背屈)と体のバランスを崩してのプレーにより起きやすくなります。怪我には十分に気を付けてプレイして下さいね。
今期は苦手ショットをコーチに相談して改善しましょう。
チェックポイント
動作
1.ラケットワーク・フットワーク・ボディワークの三位一体となっているか
2.打点の位置の安定
3.ボールを打つタイミングと球種の選択(トップスピン、スライス、サイトスピン)
(ボール軸を意識して回転を掛ける)
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