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旭コーチ「過去の試合を振り返って 〜 もう一つのマッチポイントについて 〜」

みなさん、こんにちは! 緑ヶ丘テニスガーデンの旭です。

前回は、私が試合から得た「マッチポイントは自ら取りに行け」という教訓を
お話ししました。そして今回もマッチポイントについてです。

■ 印象に残る2つのマッチポイント
私には、過去の試合で強く記憶に残っているマッチポイントが2つあります。 1つは前回お話ししたもの。 
そしてもう1つが、今回のテーマです。
この試合には少しストーリーがあるので、背景からお伝えしたほうが共感していただけると思います。

■ 3度目の対戦、嫌な左利きの強者
試合は千葉県テニス選手権大会ベテラン55歳以上シングルス。 相手とは過去に2度対戦し、どちらも負けています。 
1回目は準決勝、2回目は準々決勝。 いつも大事なところで当たり、先を阻まれてきた相手でした。
そして今回も準々決勝で対戦することに。 「また当たるのか…」と、正直ネガティブな気持ちを抱えながら試合に入りました。 
※試合形式:8ゲームマッチ、ノーアド
さらにその選手は、同大会を連覇中のチャンピオンで、私の苦手な左利きと嫌な条件がそろっていました。

■ 好スタートから訪れた絶好のチャンス
試合が始まると、過去の2連敗が逆に気負いをなくしてくれたのか、サーブが好調。 安定してキープでき、
ラッキーなブレイクもあり、序盤でリードする展開に。
もちろん相手も強者なので盛り返してきましたが、こちらもキープを続け、 なんと 7-5・40-30、マッチポイントが2本 という
最高の場面が訪れました。
ここで前回の教訓「マッチポイントは取りに行け」が頭に浮かびます。
“3度目の正直でついに勝てるかも!” と、内心ワクワクしていました。

■ 1本目マッチポイント:勝ちたい気持ちがスイングを弱めた
1本目のマッチポイントはラリーに。 攻めてはいたものの、「勝ちたい」「ミスしたくない」という気持ちが強くなり、 
どこかでスイングをセーブしてしまい、結果アウト。

■ 2本目マッチポイント:取りに行ったのに、腕が縮んだ
そして2本目。 「ここは絶対に取りに行く!」と強く念じ、 ワイドにサーブ → 返球ボール → オープンコートに
フォアで決めるというイメージをしっかり描いていました。
サーブが予定通り入り、返球も浅い。 「よし、行ける!」とフォアハンドを振り抜きにいった瞬間・・・ボールはアウト。
打っている最中、腕がビビッて縮んでいるのが自分でわかりました。
その後は足の痙攣がきてしまい・・・逆転負け。 相手はそのあと勝ちあがり優勝しました。

■ “取りに行ったのに決められない”という現実
この場面は、しっかり「取りに行く」意識を持っていました。 それでも最後は単純なミス。
普段通りに打つことの難しさを痛感しました。
強いマインドと、それを支える精度の高い基本技術。 この2つがそろってこそ、マッチポイントを
取り切れるのだと学びました。
だからこそ、日頃からマッチポイントを想定した練習を欠かさないことが大切ですね。

■ 何度も見返したビデオと、心の中の「もう一度」
この試合はビデオを撮っていました。 何度も見返すたびに、 「あの場面をもう一度やり直させてほしい…」 
そんな思いが込み上げてきます。

それほど悔しく、そして学びの多いマッチポイントだったのでした。

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